むし歯、歯周病、歯の破折の予防 高知市青木歯科TOP 歯を破壊する2大原因は、口腔細菌(プラーク)と過剰な咬合力 P.ドーソン
1.歯を長持ちさせるには、デンタルフロスを中心とした家庭療法が何より大切です
2.歯ぎしりとかみしめ癖=過剰な咬合力 歯を破壊する二つ目の原因は過剰な咬合力です。歯に過剰な力がかかる原因には歯ぎしりとかみしめ癖があります。歯に強い力がかかることで、むし歯もないのに歯が痛い、すり減る、欠ける、歯の破折、歯根の破折などが起きます。また顎関節症の原因にもなります。 かみしめ癖による咬合ストレスの除去は困難でしたが、数年前に北九州市の下川公一先生の提唱する「前歯で軽く舌を挟んで微笑む」方法を知り、食いしばりによる歯の痛み、顎関節の痛み、頭の横の筋肉の痛みなどの症状のある患者さんに実行してもらったところ、驚くほど効果がありました。これは下川先生の大発見、大発明だと思っています。 かみ合わせの不正には@中心位(ドーソン法、オトガイ法などで記録)で一部の歯だけが接触する(中心位での早期接触)とA犬歯と前歯のオーバーラップ(アンテリアガイダンス)が浅いため歯をこすり合わせたとき奥歯に強い横向きの力がかかるかみ合わせの二つがあります。眠っているときの歯ぎしりの弊害予防にはナイトガードが効果的です。
●歯並びの心配がある方に @上向きに寝ましょう。横向きに寝ると頭の重さが顎にかかり、長い間には左右非対称になってしまいます。横向きやうつぶせ寝は顎関節症の原因になります ※ただし、睡眠時無呼吸のある人や、腰痛のある人の場合は横向きに寝るほうが良いといわれています。 A舌は口蓋(口の中の天井)についているのが正しい位置。舌の位置が低いと上の歯列に舌からの圧力が加わらず、上の歯列が内側に入り上の歯列が小さくなり、その結果受け口になります。 ※矯正治療で治っても、舌癖が治らないと後戻りの原因になります。 B口で呼吸するのは万病のもと。歯並びにも悪影響があります。鼻詰まりのある人はまず耳鼻科へ。あいうべ体操がAとBに効果があるといわれています C頬杖で歯並びやかみ合わせがおかしくなっているケースが増えています。 ●たばこは歯周病治療の大敵です 喫煙者は歯にヤニがつくだけでなく、歯茎や唇にメラニン色素が沈着し黒ずんでしまいます。煙草で動脈硬化が進み歯茎の血流が悪くなるため、歯周治療に対する効果がでにくいともいわれています。 ●歯やインプラントを長持ちさせるためには支える骨の健康もたいせつです 骨の質をよくするには、ビタミンB6,ビタミンD、カルシュウムの摂取。運動する、日光を浴びるなどが大切だといわれています。反対に骨質を悪くする生活習慣はブドウ糖の過剰摂取、喫煙、睡眠不足などです。明治薬科大学セルフメディケーション教室HP
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2024/04/21更新