予防歯科=破壊因子(プラークと咬合ストレス)の除去         高知市青木歯科TOP

 

歯を長持ちさせる秘訣はデンタルフロスを中心とした家庭療法

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歯周病で左上の歯ぐきが腫れて来院し、歯周外科を伴う治療をしてから25年以上になります。清掃も大変よく問題なく経過しています。

前歯の咬みあわせ(アンテリアガイダンス)が適切であることも歯の長持ちにとても重要です。

下顎のクラウンは一度やり直しています。

小臼歯は当時発売されたばかりのクリアフィル(クラレ)です。コンポジットレジンがここまで持つとは正直思っていませんでした。清掃状態の良さが長持ちに寄与しています。

 

●口腔を破壊する2大原因は細菌毒素と咬合ストレス(P.ドーソン)   家庭療法とアンテリアガイダンスの確立が長持ちのカギ

歯垢(プラーク)除去にはデンタルフロスの習慣がかかせません

歯垢(しこう)は普通歯ブラシで除去しますが、盲点は歯と歯の間(隣接面)です。歯と歯が接している隣接面のプラーク(歯垢)は歯ブラシだけでは除去はできません。しかも面積は半分近くあるため、隣接面から始まる虫歯や歯周病は歯ブラシだけでは予防できないことになります。隣接面を清掃するにはデンタルフロスが有効です。デンタルフロスを歯ブラシと併用することで予防効果は倍増します。

なお、歯と歯の間を掃除する歯間ブラシは、歯周病がかなり進行した患者さんに適した道具であり、そうでない人が使うと歯と歯の間の歯肉が下がりブラック・トライアングルと呼ばれる隙間ができてしまい、審美障害を引き起こしますので注意が必要です。

当院お薦めの家庭療法

@まず舌をきれいにしましょう!歯ブラシでOK。歯垢の原因が舌に残っている場合が多いです。奥から前に10回こそぎましょう。

A次にデンタルフロスをしましょう!虫歯も歯周病も歯と歯の間から始まることが多いです。のこぎりで引くように動かすとスムースに入ります。ブリッジの入っている場合や歯周病の進んでいる場合は歯間ブラシ。

Bそして歯磨き!ヨコではなくタテにブラシを動かす習慣をつけましょう。横に動かすのは歯肉の退縮や知覚過敏の原因に。フッ素入り歯磨剤も効果的。


C仕上げはマウスウォッシュでお口の消毒!虫歯予防にはフッ素入り洗口剤、歯周病予防にはコンクールがおすすめ。

 

朝起きた時と夜寝る前の2回が最低限。夜寝る前の口腔ケアが誤嚥性肺炎のリスクを軽減します!

 

歯ぎしりやかみしめ癖のある場合は、歯をはなすと書いたメモ用紙を目にしたときだけ、あごの力を抜いて上下の歯を離しましょう。

 

 

 

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きれいに清掃できているように見えます。右上に乳犬歯が残っており、右上の中切歯はあごの中に埋伏していました。右のアンテリアガイダンスが欠如しています。

プラークを染め出すと()歯と歯のあいだ()歯と歯茎の境目()歯並びの凸凹した部分など、ブラシの当たりにくいところに磨き残しのあることがわかります

治療後。乳犬歯を抜歯して矯正治療もしました。B2@のブリッジになりました。アンテリアガイダンスもしっかりできています。

清掃はかなりよくなりましたが、部分的にプラークが残っていることがわかります

 

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説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 乾 みきえ070116(8)

術前。アンテリアガイダンスはやや深すぎますが、しっかりあります。

術後、きれいに磨けているように見えます

100%プラークをとるのは本当に難しいことがわかります

裏側も磨き残しがおきやすい部位です

 

 

こどもの虫歯予防

子供の虫歯の好発部位は、かみ合わせ面の皺(小窩裂溝)と歯と歯の間(隣接面)の2つです。ブラシの届かない小窩裂溝(しょうかれっこう)には接着性のプラスティックを流し込む方法が有効であり、隣接面はフロスの使用とフッ素が効果的です。

 

咬合ストレス=主犯は歯軋りと食いしばり(歯にかかる力は50〜100kgにも!) ナイトガードが必要なこともあります

咬合ストレスの除去は大変厄介です。中でも大きな問題を引き起こすのは歯軋りと喰いしばりです。口の中を観察して、舌に凹面の跡や、頬の内面に上下のかみ合わせに沿った線があるのは喰いしばっている兆候です。(舌や頬粘膜を歯に押し付けているため跡がつきます)また歯が磨り減っている、特に犬歯の尖りがなくなっている原因は歯軋りです。犬歯は上が下に3〜4ミリ覆いかぶさり、歯を横にずらしたとき奥歯同士が離れて奥歯を守る機能がありますが、上下の間に隙間があったり、完全に磨り減ってしまうとこの機能が無いため奥歯同士が強く擦りあい虫歯でもないのに歯が痛くなったり、しみたりすることが良くあります。一週間ぐらいで自然に治るのが普通ですが、まれに歯髄の変性を引き起こすことさえあります。

咬合ストレスはまた、補綴物や歯の破折の原因にもなりますし、入れ歯の痛みが取れない原因になっていることもよくあります。歯の周りの細菌毒素と一緒になると、歯の周りの骨を急速に破壊し(咬合性外傷)歯周病が急速に進行するといわれています。顎が痛くなったり、口が開かなくなる顎関節症の原因になっていることもしばしばあります。

咬合ストレスの除去は困難で、米国のメイハンの開発したバイオフィードバック法などがありますが効果はいまひとつ不確実です。場合によっては薄いプラスティックのナイトガードを装着し、力を均等に分配するしかない場合もあります。矯正治療や補綴物をつくる場合は前歯の奥歯を守る機能(アンテリア・ガイダンス)を回復することが原則です。

咬合ストレスのコントロールのもう一つのカギはアンテリアガイダンスです。これは犬歯から犬歯までの上の前歯が下の前歯に3ミリ程度以上かぶさることで横や前にすり合わせたとき奥歯同志は離れて当たらない状態です。アンテリアガイダンスがない(前歯の重なりがない)と奥歯同志が強く擦り合い奥歯が平たんになり痛くなりやすくなります。

 

●予防法(家庭療法)=細菌毒素の除去と歯質強化

口腔清掃(ブラッシング+フロスまたは歯間ブラシ)が中心になりますが、フッ素入り歯磨剤の使用やバランスの取れた食事なども虫歯や歯周病の予防に効果があります。

また、タバコは歯茎や唇を黒ずませるだけでなく、歯周病の進行に関係すると言われています。禁煙も重要な歯科疾患の予防法の一つです。

※磨きすぎによる知覚過敏にご注意!

ブラシをするとピリッとする痛みや風がしみるなどの症状(知覚過敏といいます)を訴える患者さんが増えています。横向きに乱暴に磨くと歯肉がやせてしまいます。ブラシは縦に動かすことが肝要です。縦に磨けば磨き過ぎはありません。咬合性外傷による楔状(けつじょう)欠損がない場合はMSコートなどの薬剤を塗布しますが、乱暴な横磨きをやめることが知覚過敏の予防に重要です。

●予防のために当医院のできること

()清掃しやすく、奥歯に強い力のかからない口腔をつくる(歯列矯正と精密な修復)

歯科治療において、私どもの責任は口腔清掃を妨げないものを装着することが第一です。冠と歯の境目にギャップがあれば歯垢がたまりやすくそこから虫歯や歯周病が始まってしまうからです。歯科医は拡大鏡、技工士は顕微鏡を用いて精密な仕事をすることを心がけています。矯正治療は見かけをよくするほかに、清掃性をよくし、奥歯に強い力のかからない咬み合せにするのも大切な目的です。

()定期的に徹底的な口腔清掃をする(歯科衛生士によるプロフェッショナルクリーニング)

治療が完了した後、その状態を長く保つためには、体質(組織抵抗力)に応じて定期的に(3ヶ月〜1年に一度)磨き残した歯垢を徹底的に除去する必要があります。衛生士による完全な歯垢除去後、フッ素を塗布すると3日ぐらいプラークが付着せず石灰化が進むといわれています(有田09/04/26講演より)。また、歯周病を引き起こす毒性の強い菌は一度駆逐しても一ヶ月で元に戻るといわれています。

上記の家庭療法の実践が最良の予防法になります!!!

 

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●年術前。歯並びと金属が見えていることを気にしていました。

左上犬歯が外に生えています。歯が重なっていると清掃は困難です。

左側方観

上顎

下顎

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初診から3年、治療終了後1

矯正+セラミック冠+コンポジット充填

清掃しやすくなっています。

 

初診から9年。右下奥から2番目の第一大臼歯が腫れてしまいました。破折していました。

 

歯肉が退縮しています

 

 2013/9/05改訂 2018/10/18 更新

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