歯を全部失ったときの治療 (総入れ歯、インプラント義歯)  高知市青木歯科TOP

 

総義歯ケース1 下顎の顎堤が極端に吸収していた例

 

あわなくなった義歯を長い間使っていたが、とうとう食べられなくなったということで来院されました。左の顎は極端に吸収していますが、ほかには異常な点は認められません。82歳女性。

ワックス義歯。加藤吉昭先生のKA7咬合器を使用。

試適時の下顎義歯内面。右も、吸収していますが、左ほどではありません。

左の顎堤は窪んでおり、通常は樋状になる下顎義歯の内面が凸状になっています。力を受け止めるために大切な頬棚は無くなっていました。

上顎義歯内面。上顎の顎堤はしっかりしています。左上の大臼歯部が最後まで残っていたと考えられます。

上顎義歯咬合面

下顎義歯咬合面

義歯を右から見たところ

左から見たところ

赤い義歯床のボリュームの大きさが、失われた下顎の骨の多さを示しています。

装着直後。下顎の吸収の大きい難症例でしたが、二週間後に来院されたときには痛みなどの症状はなく、よく噛めるようになって食事が楽しくなったと喜んでいただきました。義歯の受け入れには個人差がありますが、喜んでいただけると歯科医冥利に尽きます。 (保険診療です)

 

 

総義歯ケース2.顎堤(がくてい=あごのどて)が大きく吸収していた例

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50年ぐらい前に総義歯になったとのこと。86歳の時、痛くて噛めないということで来院されました。顎堤(がくてい=あごの土手)の吸収が大きく義歯が不安定でした。新義歯装着後2週間目です

長い間あわなくなった入れ歯を入れていたせいもあり、あごの骨(顎堤)が平らになっていることがわかります

 

大変喜んでいただけました。痛いところもなくよく噛めるということです。(保険診療です)

 

 

総義歯ケース3、かみ合わせが大きくずれていた例

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印象です(においが少なく精密な型の採れるシリコン印象材を使っています)。舌側の辺縁は丸いコルベン状になっています。

顎の動きをシミュレーションする器械(咬合器)に付着してかみ合わせの調整をするところです。

総義歯臨床における重要度ナンバーワンは咬合(かみ合わせの調整)だといわれています。また、口の中でかみ合わせの調整をしても、正確にはできません。

適合具合をみています。内側がS字カーブを描いているのは適切な印象ができている目安とされています。

大阪在住の方で、数年前の年末に痛くて噛めないとのことで来院され、翌年のお盆に帰省されたときに新しく義歯を作りました。(保険診療です)

 

 

 

長期使用例、金属床義歯(レビンブレイドティース使用)

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87年に作製しました

87年適合しています

 

口を開けても外れません

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99年前歯が割れていました

99年、下顎義歯適合が悪くなっています。裏打ちして使えるようになりました。

上顎は金属床義歯です。破折した人工歯を交換しました。人工歯はレビンブレイドティース

金属床の特長は天井の部分を薄くできること、破折しないことです。総入れ歯の場合は保険で作製する費用が自費から差し引かれる制度があります。

下の人工歯が磨耗して、前歯が当たりだしていました。

上顎に比べて顎堤の変化が大きく、裏打ちや調整が必要になることが多い下顎義歯は、特殊な場合を除いて金属床義歯にしていません。

このケースも、上顎金属床義歯、下顎レジン床義歯です。

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説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 沖 幸光100609(4)

2010年下顎の裏打ちをしました。

装着してから23年経過しました。この間下顎義歯は二度裏打ちしました。

ポストダムはケーラー法。上顎は裏打ちしていません。金属床は薄くできるので具合が良いようです。

かみ合わせは磨り減っています。

 

無歯顎のインプラント治療について

歯を全部失った総義歯の患者さんの中には、誰がやっても難しい患者さんがおられます。総義歯の世界的定本であるザーブZarbらの「無歯顎患者の補綴治療」第9(1985)に次のような記述があります。

「これまでの章で述べてきた内容を応用することによって、すべての患者に満足のゆく総義歯を装着することができるものであると述べて、無歯顎患者の補綴治療に関する本論を締めくくりたいところである。しかしながら、臨床経験上一部の無歯顎患者では、総義歯を簡単に受け入れることができない場合があることを認めないわけにはいかない。(中略)従来のすべての方法を試みても満足のいく成果が得られないときは、インプラント治療を考えなければならない」

※入れ歯で歯ぐきが痛くなる原因には、歯ぎしりや唾液不足(薬剤の服用によることが多い)があります。唾液不足は入れ歯が外れやすい原因になっていることもあります。総義歯は唾液で吸着し、唾液に浮いているといっても過言でありません。唾液がない場合は人口唾液の使用を考える必要があるかもしれません。最近食事の最初に酸っぱい梅干をなめるのがいいのではと思っています。総入れ歯ならは酸で歯が溶ける心配はありませんから。(この項2015/06/20)

インプラント無歯顎)インプラントと義歯を併用したケース

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義歯内面のマグネット(磁石)が2本のインプラントに固定されるため、入れ歯が安定し、よく噛めるようになります。

インプラントは虫歯にならないのが特長のひとつです。歯の根に同じ装置をつける方法(オーバーデンチャー)もありますが、虫歯になる欠点があります。

保険外診療ですが、比較的安く済み、カナダでは良く行われているようです。(Zarbはカナダ トロント大学教授)

 

義歯による痛みをインプラントで解決したケース

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説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 説明: 鍋島 正稔070122(2)

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歯軋りがやまず、普通は痛みが出ることは少ない上顎義歯下の粘膜の痛みが頻繁に生じていました。ストローマンインプラント+マグネットで上顎義歯が固定され痛みがなくなりました。

下顎は固定式インプラントで欠損部を補綴しました。81歳でインプラントをしました。93歳まで問題なく使えました。

レントゲン写真です

 

無歯顎を固定式にすることも可能

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治療終了時

上顎に7

下顎に6

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骨の少ない部分はソケットリフト(右上)

治療後(Zimmerのスプライン インプラントを使用)

ソケットリフト(左上)

 

 

 総義歯勉強会

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89年、日大松戸歯学部教授加藤吉昭先生による総義歯の実習。

本町2丁目で開業していました。

加藤教授にいただいた総入れ歯の複製模型。

 

 

夜間の義歯の使用 

夜寝るときに義歯をはずすべきでしょうか?それとも入れたままにするほうがよいのでしょうか?

原則として、はずして粘膜にかかる圧力から開放するほうがあごの骨の吸収を抑制できるといわれています。

ただし、もともと歯軋りをしていた患者さんの中には、義歯になっても歯軋り?が残るため、すれ違い咬合(上下の歯が当たっていない)の場合など、相手の粘膜を傷つけることがあります。そのような場合は義歯と歯をしっかり清掃し、装着したまま寝るほうがよいようです。しかし、そのばあいも一日数時間でも義歯をはずして粘膜にかかる圧を開放するほうがよいようです。

 

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