歯の移植・再植 高知市青木歯科TOP
保存できない犬歯を抜歯して側切歯を移植しブリッジにしたケース
99年。左端の犬歯は歯に穴が開いており腫れていました。犬歯は保存不可能でした。
犬歯がなくなると健全な小臼歯をけずらないとブリッジにできません。それを避けるために側切歯を犬歯の部位に移植しました。
2年後。骨が戻ってきています。強い力のかかるガイドを健全な小臼歯に求めて、歯質の薄くなったブリッジ支台の破折を回避しました。
歯石をとりに来院された時の写真08年。赤いのはプラークを染め出したため。
2024年。久しぶりの来院でしたが、ほとんど変化ありませんでした。家庭療法は良好です。
近所の歯科でメインテナンスされていました。
小臼歯を移植したケース
交通事故で歯を失っていました。T先生からのご紹介でインプラントを行う予定でした。96年
左上の第一小臼歯の下に犬歯が埋伏していました。見学においでになっていたT先生と相談し、インプラントではなく左上の小臼歯を右上に移植し、埋伏した犬歯を引き出すことにしました。
術前パノラマ写真。上顎白い点は側切歯舌側のアマルガム充填。その右側に埋伏歯した犬歯が映っています
犬歯が出てきて仮の歯が入りました
左上の小臼歯を移植しました。あごの骨の幅が不足しているので90度回転させて移植しました。犬歯はゴムで捻転を治しています
移植した歯は根管治療をする必要があります。右は犬歯が出て来た時のレントゲンです。
10年後のレントゲン写真。移植した場合に避けられないとされる根の吸収は認められず、問題なく機能しています。(平成18年の診療報酬改定から小臼歯の移植は保険診療ではできなくなりました)
移植後24年目のパノラマレントゲン
親不知を第一大臼歯の部位に移植
歯根が破折していました。2000年9月
10月、親知らずを移植しました
9年後。根の吸収は見られません。問題なく経過しています。
親知らずを第二大臼歯部に移植
移植前。第二大臼歯が深い虫歯になっており、根の先に病巣がありました。
移植後6年、問題なく経過しています。
移植後22年経過。問題ありません
歯の再植
術前 強い痛みがありました。レントゲン的には、充填は良好です
CBCT像。根の先が黒くなり、骨吸収が起きています。白い〇の部分は下顎管(下歯槽神経、動静脈が入っています)
再植後7か月。いったん抜歯して根の先端を切断し、逆根充をしています。痛みなどの深い症状はありません。
再植後7年経過。問題なく経過しています。
水平埋伏知歯の移植
ゴールドインレーの入った第一大臼歯が割れていました。左端に親知らずが見えています
親不知は横向きに生えていました
抜歯と同時に親知らずを移植
4年後。問題なく機能しています
2024/08/04更新
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